ゼラチン不要でしっかり固まる!話題のスイーツ・レモンポセットをかぼすでアレンジ
2026/08/08
馬場料理研究所 助手

ロバート馬場裕之の料理コーナー・馬場料理研究所。今回は、海外のSNSで話題のスイーツ「レモンポセット」をかぼすでアレンジする研究です。
レモンポセットとは、果汁と生クリームだけで作る濃厚スイーツ。ゼラチンを一切使わないのに、しっかり固まるという驚きの仕組みが注目を集めています。
レモンが旬ではないこの時期に活躍するのが、大分特産の「かぼす」。その果汁と皮を使って、爽やかさと濃厚さを兼ね備えた「かぼすポセット」のレシピを紹介します。
レモンポセットがゼラチンなしで固まる理由
ポセットが固まる鍵は、柑橘類に含まれるクエン酸と、生クリームの乳たんぱく質にあります。
まず、生クリームを70度以上に温めると、乳たんぱく質の一種であるホエイたんぱく質がほどけ、他のたんぱく質と結びつきやすい状態になります。
そこにレモンやかぼすの果汁を加えると、クエン酸によってpHが下がり酸性に。たんぱく質同士が反発しにくくなって集まり、網目のような構造を作ります。
さらに冷やすことで乳脂肪の一部が固まり、全体がしっかりと締まります。
ゼラチンや寒天を使わなくても濃厚でなめらかな食感になる、まさに「食の科学」が生きた一品です。
研究成果レシピ:かぼすポセット
材料(2人分)
- かぼす果汁 30ml
- かぼすの皮 1個分
- 砂糖 30g
- 生クリーム 200ml
作り方
- かぼすをよく洗い、皮をすりおろしてから、果汁を絞る。
- 鍋に生クリームと砂糖を入れて加熱し、沸騰したら弱火で3分程度煮詰めて火を止める。
- かぼすの果汁と皮を加え、とろみが出るまでよく混ぜる。
- 型に流し入れ、冷蔵庫で2時間ほど冷やし固める。
調理のポイント
かぼすは容器として使わず、果汁も皮も両方使い切るのがこのレシピの特徴。
皮には爽やかな香りと彩りがあり、果汁のクエン酸が生クリームを固める役割を果たします。かぼすの風味を余すところなく引き出せる一石二鳥の使い方です。
濃厚でなめらか、爽やかスイーツ
冷蔵庫から出すと、ゼラチンなしとは思えないしっかりとした固さに仕上がります。
口に入れると、バターのような濃厚さとかぼすの爽やかな酸味が広がります。皮のシャキシャキとした食感も良いアクセント。
簡単に作れて、ちょっと贅沢な気分になれるデザートです。かぼすが旬の今、ぜひ試してみてください。
かぼすティーのアレンジも
余ったかぼす果汁は、アイスティーに加えるだけで「かぼすティー」として楽しめます。
レモンティーとはひと味違う、ほのかな苦味も感じられる爽やかな飲み物。ポセットとセットで味わうのがおすすめです。

馬場料理研究所 助手
- この記事のライター
馬場料理研究所 助手 - TSKさんいん中央テレビの情報番組「SOUP」の料理コーナー「馬場料理研究所」を担当。
料理を様々な角度から研究し、より美味しく、より効率的なクッキングライフを提案していきます。
馬場所長の熱い指導のもと、料理を研究中です!









